「四国八十八ヶ所巡りとは、大いなる悲願を抱いた者が大願成就のため巡礼に身をやつし、四国全土の札所を回る仏道修行のことである。
回るべき八十八の札所は、徳島県の鳴門から高知県、愛媛県を経て、香川県の長尾まで、四国を時計回りに1周する。
若者の健脚で40日以上を費やす、全行程1450kmの堂々たる道のりである。」
(「水曜どうでしょう」より。回によって差異があるが、「日本全国絵葉書の旅」のナレーションを引用。)
発心と言っても、4月に転職してシフト制(連休もろくに取れない。12/31終業、年明けは1/2から)から土日祝休みの職場になり、GWにまとまった休みが取れるから、以前から気になっていた遍路をしてみようか、という程度。
当初は折りたたみ自転車での遍路を予定していたが、
・自転車の購入資金の不足
・阿波(~22番・平等寺)の場合、ルートの関係で自転車より1日多く掛かる程度との試算
―のため、歩き遍路「で」(ココ重要)始めることにした。
―との書き出しで、遍路日記をyahooモバゲのマイページの日記というチラシの裏レベルの辺境に書き綴った。
それで満足だった、はずだった。
ところがコロナ禍の暇つぶしで読んだ某老舗遍路ブログの一節で態度が急変する。
「歩き遍路の休憩明けでは100歩歩くと痛みに慣れる」というタイトルにである(内容も同様)。
10年以上ブログを書き続けていても足底筋膜炎という疾病に行き当たらない、「足の裏の痛み=肉刺(まめ)」という固定概念から抜け出せていない内容に驚愕した。
実際問題、足底筋膜炎に触れた遍路関係のサイト・ブログは1つしか筆者は知らない。
ひょっとすると、(歩き)遍路界隈の情報はリアル、ネットともに内部で自己完結しているのでは、との疑念が湧く。
そこで、暇にあかせて情報収集した筆者のネタも広く投下する意義があるのでは、と思い、本ブログの開設に至った次第である。
〈筆者の遍路スタイル〉
・筆者は京阪神在住。アクセスもそれ中心。
・歩き&区切り遍路が大前提。
・区切り地点から宿泊地までは公共交通手段を「積極的」に利用する。翌日or次回はそこまで戻って再開する。要は「歩けるだけ歩く」。
・装束、読経、納経は伝統に従う。その他の服装などは伝統にこだわらない。白衣は真夏は脱ぐ、真冬はウインドブレーカーの下に着る。。
・宿泊場所はネットカフェ(特に1周目)&旅行サイトに登録している箇所が最優先。例外は黒潮町のみ。
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